その日の夜、ピスタ首都アンテ。
 市街地にある一流ホテルのスイートルームにて、ゴンたちはソファや椅子に銘々腰を下ろしている。ヒソカが押さえた部屋だ。
 この街に宿を取ったのは、キルアが走り去った方角と一致する街だったからだ。
 大きな窓の向こうには街灯やビルの灯りが慎ましく輝いており、ささやかな夜景が広がっていた。


 部屋に居るのは四人。
 ゴンとヒソカとイルミに加え、サトツが合流していた。
 部屋のテレビがつけられており、ニュースではカナン遺跡での爆発について繰り返し報道している。


「……私が試験官として迎え、巣立っていったハンターが三人も揃っているとは、こんな状況でなければ、非常に感慨深いものなのですけどね」
 椅子に腰掛け、足を組んだサトツが難しそうな表情で呟く。


 ゴンがキルアを追ってカナン遺跡を去った後、サトツは遺跡の職員たちと共に観光客の救護活動にあたっていた。
 救急・消防隊や警察官が到着すると、サトツは彼らと連携して更なる救護に併せて情報収集も積極的に行い、今回の事件のある程度の容貌を掴んでいた。


「今、ニュースでも報道している通り、当局は今回の事件をナン過激派によるテロと断定したようです。犯人らしき男の目撃証言も数多く得られました。当局からの情報だけではなく、私自身でも多くの方から実際に聞いた話なので間違いはありません。不審な男――――褐色の肌を持つナン人だったようですが――――の持っていたバッグが突然爆発したということです。自爆テロだったのでしょう」
「特定の誰かを狙った犯行、という可能性は?」
 三人掛けのソファにゆったりと座り、開いた脚の上に肘をついて掌を組み合わせているヒソカが眼光鋭くサトツを見据えて尋ねる。
 その質問に、壁に背を預けて立っているイルミがチラと物言いたげに視線を寄越した。
 『余計なことは言うなよ』。その目はそう語っている。


 サトツはフム、と難しそうな顔をして考えながら答える。
「テロに見せかけた暗殺、ということですか。勿論、可能性はゼロではないでしょうが、暗殺についてなら、私などより専門家にお尋ねした方がよろしいのでは」
 そう切り出してサトツがイルミに視線を向ければ、腕組をしたイルミはつまらなそうに答えた。
「やってできなくはないけど、リスクがでかいし失敗の可能性も高い。特定の標的を暗殺するには、あまり利口な手法とは思えない。ま、ミルキなんかはそういう大雑把なやり方が好きだけどね」
 まるで遠まわしに自分の弟が利口ではない、と言っているように聞こえるが、恐らく本人に他意はないのだろう。
 イルミは話を切り替えるように「そんなことより」と言い出す。


「キルアに憑りついたアレ、何?」
 ぶっきらぼうに冷たく言い放つイルミ。サトツを、次いでゴンを見遣る。
 ゴンは一人がけのソファの上に体育座りをするような格好で、膝を抱えて思いつめた表情をしていた。
 左肩の怪我はそれほど深くなかったが、今は上着を着ておらず包帯がむき出しになっている為その姿は痛々しい。
 イルミの質問には、サトツが答える。


「この地域に伝わる神話に出てくる神……と言うか、実際に存在した人物の怨念のようなものだと思います。二千年以上前の人物です」
 そう言ってから、先ほどゴンとキルアに説明したのと同じように神話の内容をサトツはイルミとヒソカにも聞かせる。
 神話について伝え終えた後、サトツは苦々しく呟く。
「これは私の推測ですが、元々弟神の霊が眠っていた場所で何年にもわたり紛争が繰り返され、多くの血が流されたため、死んだ兵士たちの無念や悲哀を弟神の御霊が吸い取り、あそこまで強大な怨念となってしまったのかもしれません」
「それが、今回の爆発の所為で封印が解けてしまった、という訳か」
 納得したように呟くイルミにサトツは「そういうことです」と重く沈んだように返した。


「それで、キルアを元に戻す方法は? あんな代物、除念師にだって扱えないだろ」
 再び問うイルミに、サトツが「それについては考えがあります」と告げる。
「ハンター協会所有の宝物庫に悪霊を封印するためのアイテムが所蔵されていたと記憶しています。ただ、貸出には所定の手続きが必要になりますので、私は今から協会へ向かうつもりです」
 その言葉に反応して、ゴンが初めて顔を上げた。


「ホント? サトツさん、キルアは元に戻る?」
 不安そうな、心配そうな表情のゴン。
 安心させるように、サトツは力強く頷いた。
「大丈夫ですよゴン君。キルア君はきっと元に戻ります」
 そんな二人のやり取りを、傍らでイルミが冷ややかに見守っていた。
 その視線に敢えて気づかぬ振りをして、サトツはチラリとテレビに目を向ける。


「……ですがゴン君、お気を付けください。この国の現状はかなり危険です。すぐに戦争になるようなことは流石に無いでしょうが、ピスタ国内でのナンへの敵対意識は非常に強まっています。こういった混乱の中で、下手に動き回るのは危険です。キルア君を心配する気持はよくわかりますが、くれぐれも慎重にお願いします」
 そう諭されたゴンは小さくコクンと頷く。


 テレビのニュースでは沈痛な面持ちのアナウンサーが今日の爆発について繰り返し伝えていた。
 死者十二人、怪我人は五十人以上という被害状況で、ピスタ人のみならずナン人をはじめとする観光客にも被害は及んでいる。
 ニュースでは怪我人や現場に居合わせた目撃者のインタビューに続き、ピスタの外相や首相による「ナンへの強い遺憾の意」を表明する談話が発表されていた。


 テレビの音声が部屋に響く中、おもむろにイルミは携帯電話を取り出すと、誰かと通話を始めた。


「あ、もしもし、俺。ナンとピスタに伝わるカナン神話について、徹底的に調べておいて。……ん? その神話に出てくる弟神の怨霊がキルアに憑りついた。……そう、除念師も弾くレベル。何か祓うための手掛かりやヒントが無いか調べてよ。頼むね」
 口調の気安さから、電話の相手はイルミの家族――――先ほど話題に上った弟かもしれない。通話を終えるとイルミは部屋から出て行こうとする。
 慌ててゴンはその背に声を掛けた。


「待って! どこへ行くんだ!?」
 思わずソファから立ち上がって叫んだゴンの声に、イルミは面倒くさそうに振り返った。
「どこって、キルアの所さ」
 ゴンを見下ろすイルミと、強い瞳でイルミを見つめるゴン。
「オレも行く」
 強い決意と共に短く告げたゴンの言葉だが、イルミはにべも無く「ついてくるな、邪魔だ」と一蹴する。
 しかし、一度意を決したゴンは絶対に自ら折れることは無い。


「嫌だ、キルアはオレの友達だ。キルアは、オレが助ける」
 そう言って見上げてくるゴンの強い瞳の色に、イルミは苛立ちを露わにした。
「トモダチ? ハッ、笑わせるね。キルが悪霊に憑りつかれた時、お前は一緒に居たんだろ? 肝心な時に指をくわえて黙って見ていたヤツに、一体何ができるんだ?」
 その言葉にカッとなって、思わず振り上げそうになった拳を、ゴンはギュッと握り締めることでなんとか堪えた。
 激昂したのも、それを抑えたのも、イルミの言葉が図星だった所為だ。
 誇らしいジンの功績であるカナン遺跡を破壊された上に、目の前で親友を奪われたことがゴンを焦らせており、普段よりピリピリしているのかもしれない。
 怒りと悔しさを懸命に堪え、ゴンは俯いたまま絞り出すように呟く。


「……それでも、キルアはオレの大事な友達だ」
 だからなんとしても助けたいんだ、というゴンの切なる想いも、イルミは冷たくあしらう。
「そもそもキルアに友達なんか必要無いんだよ」
 呆れたように呟いてから、イルミはゴンに告げた。
「キルは俺が助ける。家族だからね」
 どこか誇らしげに付け足された『家族』という言葉がひどく気に障り、ゴンは思わず噛みついていた。
「お前なんかキルアの家族じゃない! キルアを思い通りに操ろうとしているだけじゃないか!」
 論旨がずれているのは解っていたが、ゴンは胸の内で燻っている悔しさと苛立ちをイルミにぶつけずにはいられなかった。


 一方、ゴンの苛立ちを真っ正面から受け止めたイルミは、表情を変えぬまま、ふむ、と少し考えるようなそぶりを見せ、少ししてポツリと尋ねた。
「……カナン遺跡は、お前の親父が発掘したんだっけ?」
 突然振られた別の話題にゴンは面食らって「う、うん……」と思わず返事をしていた。
 イルミは無表情のまま、ゴンを見下ろして告げる。


「お前を捨てて遺跡探しなんかしている男を、家族って言えるの?」


 今度は、我慢できなかった。
 何も知らないイルミに突然そんな風に言われて平気で受け流せるほど、ゴンは大人ではない。
 『ゴンを捨てた』という言葉は、ミトやジン自身が言うのと、他の誰かが言うのとでは全く響きが違うのだ。
 自分はジンに愛されていると、ゴンはどこか無意識に信じ込んでいて、それを第三者に否定されたことが無性に悲しくて悔しかった。 


 思わずイルミに殴り掛かったゴンはあっさりと返り討ちに遭い、横っ面を手刀で叩かれ吹っ飛ばされた。
 後方で、サトツが「ゴン君!」と声を上げる。
 床に転がったゴンがゆっくり身を起こすとパタパタと鼻血が零れ、高そうな絨毯に赤黒い染みを描いた。
 手の甲で鼻血を拭いながら睨みつけるゴンを、イルミは無感情に見下ろす。


「世間から見ればお前の父親なんか子供を捨てた身勝手な男に過ぎないけど、それでもお前にとっては家族なんだろ。ウチだってそうさ。お前の目にどう映ろうと、俺たちは家族で、キルは俺の大切な弟だ。余計な口出しはするな」
 断言され、ゴンは何も言い返せなかった。
 ただ悔しくて、手の甲で鼻を押さえながら唇を噛み締めていた。
 気を抜くと、泣いてしまいそうだった。


 イルミは無言でゴンに背を向けると、そのまま部屋から出て行った。
 静観していたヒソカも、それに倣うように立ち上がって後に続く。
 部屋に残されたゴンを手当てしようと、サトツがティッシュを差し出す。
 礼を言いながらゴンはそれを受け取るも、そんな薄っぺらな紙切れでは惨めな気持を拭うことはできなかった。


 静かになった部屋にはニュースの音声だけが流れていた。
 テレビの中では、ピスタの東側の隣国、カキン帝国のホイコーロ国王がナンに対する非難の意を懸命に訴えているところだった。

















「……あんまりイジメてやるなよ♦」
 ホテルの廊下でイルミにそう告げるヒソカの言葉に咎める色は一切なく、むしろ愉悦さえ感じさせた。
 イルミは「虐めてなんかないよ」とそっけなく返すが、苛立ちを滲ませ「でも」と付け足した。


「ムカつくんだよね、ああいう眼。一度言い出したら梃子でも動かない、って頑固さがよく出てる。ああいうの見てると、へし折ってやりたくなる」
 いつもそれに振り回されているであろう弟の苦労でも慮っているのか、気に入らないというように息巻くイルミだが、ヒソカは対照的にウットリとして「そこがイイんじゃないか♥」と嬉しそうに返した。
 愚痴る相手を間違えたと、イルミはげんなり溜息を吐いた。


「それで、ヒソカはどうする?」
 イルミが確認するように尋ねると、ヒソカはさも当然というように「しばらくゴンと居るさ♦」と告げた。
 その言葉にイルミは片眉を上げ、少しいたずらっぽく尋ねる。


「へぇ、珍しい。ゴンのことがそんなに心配なの?」
 命を狙われているらしいゴンを守ろうなど、全くヒソカらしからぬヒロイズムである。
 茶化すようにイルミが問えば、ヒソカは余裕の笑みを崩さず返す。
「別に♣ 殺し屋風情にヤられるなら、その程度だったと諦めるさ♠ ただ、ゴンと一緒に居れば、ボクの獲物を狙う不届き者を狩るチャンスも巡ってくるかもしれないだろ。それだけさ♦」
 あくまでゴンの命を狙う者への制裁の為だと主張するヒソカだが、イルミは敢えてそれ以上は追求せず、無粋な笑みを薄く浮かべて「へぇ」と零すに留めた。


「わかった。それじゃ、何かあったらまた連絡する」
 そう言い置いてエレベーターへ向かうイルミの背に、ヒソカは笑顔でヒラヒラ手を振ってから再び部屋のドアを開けて中へ戻った。


 部屋の中では、床に座ったゴンがスンスンと鼻を鳴らせて「あ、止まった」と呟いていた。鼻血が止まった、ということだろう。
 そしてゴンは、戻って来たヒソカの姿を見上げて、キョトンとした表情を見せる。


「あれ? ヒソカはイルミと一緒に行くんじゃないの?」
 首を傾げて尋ねるゴンに、ヒソカは笑顔を見せて「イヤ? 彼を手伝う義務はボクには無いからね♠」と、わざとイルミと距離を置くような言い方をしてみせた。
 するとゴンは、少し逡巡したような表情を見せる。


「あのね、ヒソカ……」
 ためらいがちに言い掛けたゴンの言葉を、ヒソカは遮って答える。
「キルアを探したいんだろ? 手伝うよ♥」
 ゴンの求めていた答えのど真ん中を射抜く言葉に、ゴンは思わず弾かれたように顔を上げて「ホント!?」と叫ぶ。ヒソカはニッコリ笑んで「勿論♪」と返す。
 ゴンは一瞬はにかむように微笑んだが、すぐに心配そうな顔になって呟いた。


「さっき、イルミが居る時は言いそびれたけど、あの黒いのに憑りつかれた後、キルアは「殺す」って言ったんだ。誰を殺したいのかわからないけど、オレは、キルアの手に、キルアが望んでもいない人殺しをさせたくない」
 そう言いながらもう一度顔を上げたゴンの瞳には、再び強い決意が宿っていた。
 その瞳の色を、ヒソカはウットリと見下ろす。
(……コレが嫌いだなんて、イルミも難儀な性格だな♣)
 世間的に見れば、ヒソカの性格の方が余程難があるというものだが、そんなことをヒソカに咎める人物はまず居ない。
 よっと声を上げてゴンが立ち上がったのを見て、傍らに居たサトツも腰を上げた。


「それでは私もハンター協会へ向かいます。悪霊を封印する効果のある『マーラの銀鏡』を手にしてすぐに戻って来ますので、ゴン君、くれぐれも無茶はしないように」
 再び言い含めるサトツに、ゴンは力強く頷いて「ありがとう、サトツさん」と告げる。
 サトツもゴンをしっかり見据えて、約束するように頷いた。
 去り際、サトツは釘を刺すようにヒソカにチラリと視線を寄越したが、ヒソカは全く気にする様子も無く、涼しい顔でサトツを見送った。


 サトツが去った後、ゴンは独り言のように「キルアはどこに居るんだろう」と呟いたが、それを聞きつけたヒソカは「それはあまり心配しなくても良いんじゃないかな♦」と返した。
「なんで?」
 尋ねるゴンに、ヒソカは得意げに笑みを浮かべる。
「キルアに憑りついたヤツは、あんなに派手にオーラをまき散らしていたじゃないか♠ 流石にあれだけのオーラを放って暴れていたら、多少離れていてもどこに居るかくらい感じ取れるだろう?」
「あ」
 ようやく気付いた、というようにゴンは短く声を上げた。
 ヒソカはゴンの反応を見て、楽しそうに薄笑みを浮かべて続ける。


「今は特に気配も感じないし、おそらくどこかで休憩でもしているんだろ♣ 少なくとも、キミが心配するような殺戮は行われていないと判断できるんじゃないかな♦」
 ヒソカの言葉に、ゴンは安心したように「そっか」と呟いた。
 イルミがキルアに発信器を付けたと言っていた所為で、イルミが居なければキルアの動きを把握できないのではないかと思い込んでいたが、確かにヒソカの言う通りだ。
 イルミは、キルアより先んじて行動したいが為に念のため発信器を仕込んだ、という程度のことだろう。


 依然悪霊に身体を乗っ取られたままのキルアのことはとても心配だが、ほんの少し安心したところで、ゴンの頭にふと疑問が浮かんだ。
「ねぇヒソカ。ヒソカはどうして此処に来たの?」
 先ほどタイミング良くゴンを助けたのは、キルアのオーラを感じ取ったからだと解釈できるが、そもそもこの近くにヒソカが居た理由がゴンにはわからない。偶然にしては、イルミも一緒なのが不思議だった。
 問われて、ヒソカは一瞬黙考する。


 まさか「ゴンの命が狙われていると聞いて」などとバカ正直に答えられる筈もない。(ちなみにイルミについては、ヒソカが「一緒に行くかい?」と戯れに尋ねたら、「久しぶりにキルアの顔が見たい」と言ってついて来たというのが本当の所である)
 ヒソカは、付けっぱなしになっているテレビのニュースを見て思いつく。


「この辺りの治安が、再び悪化しつつあるって聞いてね♣ 非常に腕の立つ傭兵部隊も居ると聞いたことがあるし、国情がきな臭くなれば戦い甲斐のある連中も集まってくると思って、様子を見に来ていたのさ♥」
 もっともらしい説明に、ゴンは素直に「へぇ〜」と返事をする。
「そっか……オレ、そういうこと全然知らなかった」
 ゴンの言う「そういうこと」とはいわゆる国際情勢のことだろうが、それに関してヒソカは得意げに「ボクはニュースもきちんとチェックしているからね♦」と堂々と言い放った。


「ところでゴン、キミの頼みを聞いてあげる代わりと言ってはなんだけど、ボクもひとつ頼みがあるんだ♥」
 ニコニコと言い出したヒソカを、ゴンは「なぁに? オレにできることなら言って」と促す。
 ヒソカは、ニコニコ笑みを崩さずいけしゃあしゃあと告げた。


「ボク、この間ジャポン製のホラー映画を観てから怖くて眠れなくなっちゃったんだ♣ ゴン、一緒に寝てくれるかい?」
「…………。えっ!?」
 何を言われているのか一瞬理解できず、沈黙を挟んでからゴンは聞き返した。
 どこかで聞いたような話だぞ、とゴンは変な顔をする。


「嘘だよね!?」
「嘘じゃないよ♥」
 ヒソカに良い笑顔で言い切られ、ゴンは唖然としてしまう。
 ニコニコ笑顔と口をぽっかり開けた沈黙の攻防が続く。
 やがて、ゴンは少しだけ困ったように返した。


「そっか、それじゃ仕方ないね」
 何も仕方なくないのだが、素直で良い子のゴンはヒソカの見え見えの嘘も結局信じてしまうのだ。
 ヒソカはニッコリ笑んで「ありがとう、助かるよ♥」と返す。
 キルアがゴンの隣に居ないと、こういった弊害(ヒソカにとっては幸運)も起こり得るのだった。




















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